v0.4.4では、AIエージェントがJMAG-Designer/JMAG Modelerを直接操作できる範囲を拡大しました。設計者はチャットから、形状の変更、拘束・解析条件の設定、解析実行、結果の確認までを進められます。
形状操作パラメトリック変更とDXF編集を使い分け、元の形状を保ちながら検討できます。
解析操作ケース設定、解析実行、結果取得、可視化までを一連の指示で進められます。
操作性CSVプレビュー、会話履歴の保存、外部フォルダ指定などを追加しました。
形状編集と拘束設定をチャットから進める
寸法などのパラメトリックな変更はJMAG上で、穴や溝の追加などはDXF編集で行います。JMAGプロジェクトは、入力欄からファイルを参照して開けます。
@d-model_base.jproj を開いて
元データを保ったままDXFを編集
パラメトリックでない形状変更では、新しいDXFとプレビューを生成します。領域の整合性も確認し、元のファイルは変更しません。
ロータの(20,10)のところに、半径1mmの穴をあけたdxfを作成して
拘束と設計変数の整合を確認
図面編集後の形状に寸法拘束とfeatureを設定し、JMAG-Designerへ取り込める状態まで処理します。手動で拘束を変更した場合は、未使用変数の削除や新しい拘束への変数割り当ても指示できます。

解析ケースの設定から結果の可視化まで
JMAG-Designerを操作し、解析ケースの設定、ソルバーの実行、結果の取得と比較を行います。解析を実行する前には確認を挟み、ケース設定だけで止めることもできます。
`Torque Ripple`スタディでMTPA探索したいので、電流位相を10°刻みでケース設定して
解析後は各ケースの平均トルクやトルクリップルを取得し、MTPA点を判定します。結果CSVとグラフを生成し、会話画面から確認できます。


JMAG公式スクリプトを検索して活用
JMAG公式スクリプトのライブラリを内蔵しました。「この操作に使えるスクリプトはあるか」と尋ねると、該当するスクリプトを探し、内容を確認して操作に利用します。

日常の確認と記録をしやすく
設計作業で扱うファイルと会話履歴を、同じプロジェクト内で確認しやすくしました。
- CSVプレビュー:ファイルツリーからケース設定値などを表形式で確認できます。
- 会話履歴の保存:画像を含む会話をMHTML形式で保存し、ブラウザで閲覧できます。
- 外部フォルダ:既存フォルダを保存先に指定してプロジェクトを作成できます。
- ドラッグ&ドロップ:ファイルやフォルダをプロジェクトへ追加できます。

主な改善と修正
- プロジェクト作成とJMAGプロジェクト読み込みの待ち時間を短縮しました。
- 会話履歴の表示、コピー、ファイル選択、処理中の進捗表示を改善しました。
- ライセンス認証、解析実行、プロジェクトファイル保護に関する不具合を修正しました。
- 最適化の前にディスク容量不足を検知し、解析途中の停止を防ぐようにしました。
v0.4.4は、JMAGをチャットから操作するための基盤を整えたアップデートです。設計者が確認するポイントを残しながら、形状変更と解析の往復を一つの対話から進められます。