v0.4.5では、既存のJMAGプロジェクトを操作するだけでなく、要求仕様から解析モデルを作成し、複数のスタディをまとめた最適化まで進められるようになりました。
モデル作成テンプレートからJPROJを新規作成し、ロータやステータの置き換えも指示できます。
解析モデル部品、材料、巻線、回路、メッシュ、解析条件などを確認・編集できます。
最適化複数スタディの条件設定、実行、個体別結果の確認までを対話から進められます。
知識参照検証済みの計算実装とモータ理論データベースを参照して回答します。
JMAG Expressのテンプレートからモデルを作成
利用できるテンプレートを確認し、仕様を伝えてJPROJを新規作成できます。既存モデルでは、ロータやステータを別のテンプレートへ置き換える操作にも対応します。
このJMAGプロジェクトに使えるテンプレートを一覧で教えて
既存モデルの一部を置き換える
モデルの寸法やエアギャップに不整合がある場合は、自動的に処理を続けず、問題点と選択肢を提示します。設計者が方針を選んだあとに置き換えを実行します。

仕様からSynRMモデルを新規作成
極数、スロット数、外径、積厚などの仕様を伝え、対応するテンプレートからモデルを作成できます。作成後は、構成した部品や材料、解析条件を会話画面で確認できます。

JMAG解析モデルを確認・編集
部品、材料、巻線、解析条件、回路、メッシュ、結果など、JMAG解析モデルの各項目を確認し、必要な範囲を変更できます。操作方法を判断するために、エージェントがJMAGヘルプを参照することもあります。
判断が必要な操作は、選択肢を出して確認
着磁方向のように設計意図によって正解が変わる項目では、利用できる設定方法と影響を説明し、ユーザーの確認後に処理します。

複数スタディを連携した最適化
複数の解析スタディを解析グループとしてまとめ、設計変数、目的関数、制約条件を設定できます。実行後は個体ごとの計算結果を確認し、条件に合う設計候補を比較できます。
Torque RippleとNo loadの2つのスタディを使って、
トルクリップルとコギングトルクを目的関数にした最適化を設定して
画面表示と操作性を改善
長い会話や大きな解析画像を扱いやすくするため、会話履歴とプレビューの拡大縮小に対応しました。画像は画面サイズに固定されず、拡大した状態でドラッグできます。

日本語と英語の表示切り替え
アプリの表示言語を設定画面から切り替えられるようになりました。

極数・スロット数の変更と形状復元
極数やスロット数を変更するための拘束を設定し、別ケースとして形状を生成できます。変更後の形状を通常の拘束モードへ戻す際は、元形状との違いを調査して復元方法を提案します。

完全に自動復元できない要素がある場合は、強制的な曲線復元、線分の単純化、ポリラインの維持、領域内への縮小など、形状を保つための方法を提示します。

モータ理論データベースを拡充
巻線係数や極数・スロット数の選定など、モータ設計理論に関する知識を拡充しました。検証済みの計算実装と理論データベースを参照し、計算値、根拠、原典の情報を示します。
9スロット8極の集中巻きSPMSMの巻線係数は?
論文本文や図そのものはアプリに収録せず、一般化された理論と数式を体系化し、詳細は原典を案内します。
そのほかの改善
- メッセージ送信後の応答開始を高速化しました。
- 処理中の進捗を、内部名ではなく分かりやすい日本語で表示します。
- ケース設定CSVの読み込みを高速化しました。
- 解析ソルバーの停止を早く検知し、不要な待ち時間を短縮しました。
- Shift-JISのCSV、テンプレート適用時の設定消失、形状復元などの不具合を修正しました。
v0.4.5では、エージェントに任せる処理と、設計者が選択・確認する判断点を分けています。まずは手元のJPROJを開き、利用できるテンプレートの確認から試せます。